「美楽一杯」で気分は中国旅行



 中華街酒場「美楽一杯」。日本人にはほとんど知られていない店である。
 もしも、あなたが一人でここに入ろうと思ったら、かなりの勇気を必要とするはずだ。
 
 ご覧のようにこんな通路や階段を見れば、この先にあるのは蛇頭の集う魔窟か、それとも新しく来日した華僑の秘密結社か、そんな風に思われても仕方ないような雰囲気なのだから。誰だって躊躇すると思うよ。


 でも、一度行ってしまえば、何度でも行きたくなる酒場であることは確かだ。前にも書いたが、店内で聞かれる言葉は中国語だけ。しかも山羊の鍋があったり、聘珍樓の料理長が来ていたりと、その雰囲気には独特のものがある。
 だから中華街探偵団は、ちょくちょく顔を出している。


 昨日も行ってしまった。これはいつもと同じ“お通し”。豆です。近くのテーブルでは、コレだけでビールを呑み続けている若い中国人もいる。


 鶏足。オイスターソース+ピリ辛の何かで煮込んでいる。
 柔らかくてうまい。「大珍楼別館」や「口福」のもいいが、こっちもいい。
 白く霞んでみえるのは湯気。


 水餃子。これまた「マイウ~」だ。
 食べやすい大きさ、モチモチした皮の食感、具の味、香菜をまぶしたタレ…
 酒のつまみとしては「山東」の水餃子よりいいかも。


 スペアリブ。肉は小さいが、このタレは何だ。このまま白いご飯にかけて食べたいくらいだ。
 

 そして、このビールが3杯、1000円と来たもんだ。樽生ではないみたいだけど、3杯でこの値段ならいいんじゃないの。
 つまみは300円というのが多いし…


 スペアリブを食べきったあとの皿。
 うまかったぁ! でも、タレを飲み干すのはやめておいた。

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